たびとらの本と旅

おすすめの本と印象に残った旅の写真を紹介

奄美自然観察の森で、ルリカケス・アカショウビンに会う

龍郷町の山の中にある、奄美自然観察の森に行ってみる。

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奄美自然観察の森

この設備は、コロナの影響もあり、事務室は閉じられていた。

駐車場には、車2台、バイク1台が停車していて

公園では、子供たちの遊ぶ声が聞こえていた。

遊具があるようだが、地図が無いので、携帯のGPSをたよりに、見晴らしの良い、展望台を目指して歩き出す

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入口付近にある野鳥の看板。

字もすれて、読むのが難しい、これは、修繕したらいいのにね?

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木製の歩行通路が整備されていて、とても歩きやすい

少し、歩くと、小さな展望台があった、上から森を見ると、気持ちいい。

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アコウの巨木、ガジュマルと同じくクワ科の植物。別名「締め殺し」の木と言われる。

その種子が、アカギやヤシなど様々な樹木の樹上から発芽し成長、やがて大きくなると樹木を締めつけ、ついには枯らしてしまう。そのためか、

奄美大島にはケンムンという妖怪が存在し、その住家がアコウ・ガジュマルと言われています。

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野鳥の森の小道、自然の歩道は気持ちよいが、どこに向かって歩いているのか、わからない。地図が無いので、携帯ナビで方向を確認しながら歩く。

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ドラゴン砦に到着。かなり森の中を歩いた先に、目的の大きな展望台にたどりついた。

展望台から見た龍郷湾の景色、海のブルーと、森の濃いグリーンのコントラストが健やか。遠くに先原・打田原ビーチの白い砂浜が見える。ここは、一見の価値ある景色。

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ドラゴン砦の丸太の上に、オオゴマダラがとまっていた。まだ、生まれたばかりなのか、あまり飛ぼうとしない、かなりの風が吹いているのだが、丸太にしがみついていた。この蝶のサナギは黄金色をしていて、見ると、その色彩に驚かされる。

f:id:tabitora777:20210815215534j:plain観察の森に掲示されている看板。ルリカケスは「ギャー、ギャー」とうるさいくらい鳴くので、すぐ居場所がわかる。ただ、写真を撮るのは難しく。機会があれば、あの瑠璃色の姿をカメラでとらえたいものだ。

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水溜まりに群れていたシリケンイモリ、腹面は赤く、フグ毒と同じテトロドトキシンをもっている。まさか、食べたいと思う人はいないだろうけど。

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観察の森を出て、山を降りる途中。目の前の道路を横断した、アカショウビンに出会った。いそいで車から撮影した写真。

夏鳥として奄美にも、渡来する。「キョロロロロ」と尻下がりに鳴く。美しい鳥だ。

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なかなか、近くで撮影できることは少ない

貴重な瞬間だった。

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西郷隆盛 三番目の潜居地、西郷隆盛が、息子菊次郎のために建てた新居。

屋敷入口には勝安芳(勝海舟)碑文が刻まれた石碑が建っています。

妻の愛加那さんは、この地に住んでいた。

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県道81号名瀬龍郷線を北上すると、右側の海を見ながら坂を上り、トンネルに入る手前に、鯨浜がある。車を止めると、ソテツの生えた丘が見える、奄美の特徴ある植生。

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安木場の海が見える道路沿いにある、阿世知牧直之碑。即興歌人と伝えられた人。

島唄では、有名な人らしい、唄が刻まれている。

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碑の説明、ゆっくり後で読もうと記録。

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安木場の海、リーフが発達していることで、リーフ内はとっても静か。

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イトバショウの群落、バナナと同じバショウ科の植物で、昔は、バショウから採れる繊維で芭蕉布を織っていました。バショウはとても大切なものだったようです。