たびとらの本と旅

おすすめの本と印象に残った旅の写真を紹介

2020-01-01から1年間の記事一覧

女と男なぜわかりあえないのか、はわかったとしても永遠のテーマだ。

橘玲さんの「女と男なぜわかりあえないのか」を読む。 世の中には、女と男がいて、男にとって女は理解できない生き物で、女は男がわかっているようで、つまらない男に騙される。 これは、お互いに相手を理解することができないことによるのだが、 科学的に、…

生物は「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」を繰り返し生き残ってきたんですね。

池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 池上彰さんが、東工大で生命科学を学ぶ、というこの本 生物は、高校生の時以来、ほとんど勉強してこなかった、私にとって、とっても興味深い内容で、おもしろかった。 「ウイルスは生物ですか?」 新型コロナウイルスが…

橋本治さんは今でも私の中で生きている。「負けない力」を再読する。

私の中で、橋本治という作家は、大学生の頃から、もっとも影響を受けた作家のひとりである。 橋本さんは本当に天才だと思って、いつも本を読んでいるのだが、 その内容は、いつも、なんでもない、身近なことばから、始まるのであるが、 そこからの展開は、独…

日本人が公演や会議などで、質問しない、本当の理由。

私達は、公演や、会社の会議で発表者が 「何か質問はありませんか?」と出席者へ質問を促す時。 殆どの場合、沈黙の時間が流れることを、頻繁に経験しているだろう。 それは、なぜだろう。日本人はシャイな性格な人が多く、多くの人の前で、しゃべることが慣…

山中教授のコロナに関する記事をあらためて読んでみる。

山中伸弥 教授は、 日本のコロナの現状・情報発信に対する懸念から、専門家として、何か自分にできることはないかと、自身のblogを立ち上げ、 正しい情報を発信し続けている。 私も、テレビやツイッター、ネットニュースを見ながら、政治家やタレント、専門…

ヒトがいまあるのはウイルスのおかげ! 武村正春 著 役に立つウイルス、かわいいウイルス、創造主のウイルス

新型コロナウイルスについては、昨日、緊急事態制限が5月末まで延長されることに決まった。 日本じゅう、自粛ムードの中、経済の落ち込み・医療崩壊・感染者への差別・マスク不足など、新型コロナ関連の問題が噴出。テレビもSNSもその話題でいっぱいである。…

科学的人生論 武田邦彦 著

5月1日連休の前半、自分の本棚を整理しながら、 読みかけの本を取り出すと、ついつい面白くなって、最後まで読んでしまったので、ついでに紹介します。 武田邦彦氏は、ホンマでっかで結構、言いたいことを言って、テレビ的にはとっても有名な先生の一人。 東…

本物の思考力 出口治明 著

出口氏はライフネット生命会長 だ。 京都大学卒業、日本生命に入社、2008年ラフネット生命保険㈱を開業、「全世界史」「世界史としての日本史」など歴史の知識も専門家なみで、多くの著書を持つ。 この本は、日本社会全体が、思い込みや固定観念にとらわれて…

この感染症が人類を滅ぼす 奥田研爾 著

この本を手にとったのは、 やはり、新型コロナウイルスが全世界に猛威を振るう今。 感染症とは何か?感染症に対して、私達はどのように対処していくべきか? ということを知りたくて、大型書店の専門書コーナーで立ち読みをして、読みやすそうだなと思って購…

知的再武装 60のヒント 佐藤優、池上彰 対談書

日本で一番、売れる本を多く出版している2人の対談 正直言って、この2人は、超驚異的なスピードで本を出している、人気作家ではないだろうか。 この二人が、45歳が人生の折り返し地点だ。そこまでに何ができるのか。その年齢から何をすべきなのか?語り合っ…

感染症パニックを防げ! リスク・コミュニケーション入門 岩田健太郎 著

この本は2014年11月20日 初版が発行されている。 きっかけは、2014年に発生したエボラ出血熱とデング熱の流行を受けて、医療従事者と一般向けに、リスク・コミュニケーションについてまとめたものとある。 おりしも、現在、2020年 新型コロナウイルスが全世…

営業はいらない 三戸政和 著

株式会社日本創生投資 代表取締役CEO この著者、三戸氏の肩書である。 うーん少し警戒。 会社のホームページを覗くと 経歴:ソフトバンクか、なるほど。 他の役員は? バイスプレジデント: 野村証券出身、うーん。 アソシエイト:みずほ銀行出身。投資会社…

インフルエンザなぜ毎年流行するのか  岩田健太郎 著 (2018年11月初版)

今年は、新型コロナウイルスで世界中がパニックに陥る中、日本でも、すでに感染者数9千8百人(死者数 208人 2020年4月18日)を超えている。 世界の感染者数は220万人(死者数15万人 4/17)となっており、このウイルスの感染力の大きさは今までに経験したこと…

ウソつきの構造 法と道徳のあいだ  中島義道 著

世の中のニュースに対して、自分は何を信じたらいいのだろうかと、迷ったときに 哲学者の言葉ほど響くものはないかもしれない。 著者は、「哲学塾カント」を主宰する哲学博士。 氏の著書を読むと、近所にいたらとっても付き合いたくないタイプの個性的な人間…

地学ノススメ 日本列島のいまを知るために 鎌田浩毅 著

2011年に発生した東日本大震災は、頻繁に「想定外」と言う言葉で語られる。 マグニチュード9という巨大地震により2万人近い犠牲者が出ることは、地学者にとっても想定外に大きな被害だった。 一方で、「3.11」から5年が過ぎた2016年4月に発生した、熊本地震…

ケーキの切れない非行少年たち いじめ、性犯罪、殺人、児童虐待、その背後にあるのは認知のゆがみだ。 宮口幸治 著

この本の題名がいい。 まず、手に取って何が書いてあるのか、ぱらぱらと読んでしまう、黄色の新書版。 それだけで、この本のPR効果は成功していると思う。 宮口氏の専門は、児童精神科医。 ある少年との出会いが人生の方向を変えることになる。 その少年は性…

読みたいことを書けばいい 人生が変わるシンプルな文章術 田中泰延

田辺聖子先生は、いつもこう言った 。 「書けば、人生ななんか、ある日、パッと変わるんや」 書くことは、生き方の問題である。 人間はだれしも孤独だ。書くことは孤独と向き合うための「手なぐさみ」かもしれない。孤独の本質とは、ひとりであるということ…

道なき未知  森博嗣 著

この本の題名はおしゃれだ。 そして、この本は 森博嗣さんが若者向けに書いた、応援歌のようでもある。 なにをしても上手くいかない、と悩んでいる人は、ほとんどの場合「道」を探している。 成功するとそこに道ができるけれど、それは、他の人が通っても成…

金のなる人 成毛 眞 著

この本は、金色の新書版。 いかにも、これからお金もうけしたい人が、成毛さんの独創的な叱咤激励に自分を奮い立たせるための、啓蒙書。 この類の本は巷にあふれ、貧乏人のあこがれが、著者となる作家の懐をますます、潤わせるのだと思わせる。 ただ、そんな…

面白いとは何か?面白く生きるには? 森博嗣 著

森博嗣さんは、変わっている。 たぶん、近所にいたら、趣味の電車を一人で、こつこつ作っている、変わったおじさんだろう。 世の中には、こんな変わった人がいて、そうゆう人のほうが、人生を面白く生きているということなのだろう。 一人で楽しめる趣味は「…

直観を磨く 深く考える七つの技法 田坂広志 著

「橋のデザインを考えるな、河の渡り方を考えよ」 橋の設計という解決方法が壁に突き当たるならば、本来の課題が何であったかに回帰し、それが「河を渡ることである」と再認識することで、様々な解決法が頭に生まれるだろう 。 ある一つの解決方法が、壁に突…

座右の書 貞観政要 中国古典に学ぶ世界最高のリーダー論 出口治明 著

「貞観政要(じょうがんせいよう)」は唐の第二皇帝、太宗・李世民(たいそう・りせいみん)の言行録です。 唐朝(西暦618~907年)の基礎は太宗と次世代の武則天によって確立されたと言われています。 その中に出てくる「三鏡(銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡)」…

働き方の教科書 出口 治明 著

出口治明氏は、日本生命を退職後、ライフネット生命を起業した。 会長さんだ。 生命保険に大きな改革を導入し、会社を軌道に乗せた。 人生の真ん中は50歳だと考えています。50歳は無敵です。 すでに昇進レースからはずれた50代にエールを送る。 旅に出た時に…

わが子をAIの奴隷にしないために 竹内 薫 著

あなたは、アカマイ・テクノロジーズ社を知っているだろうか? MITのトム・レイトン教授が中心となり、1998年に設立した大学ベンチャーで、誰も知らないインターネット上最大の会社と呼ばれる。 全世界130カ国以上に分散したサーバーを持ち、インターネット…

なぜ僕は ケニアのバラ を輸入したのか? 小林邦宏 著

「ビジネスで成功する人に学びたい。」 「どうすれば、成功できるのだろうか?」 これから起業しようとする人々が、つねに考えていることかもしれない。 まず、この題名が秀逸だ、そしてケニア⇒バラ? 何が書いてあるのか 思わず手にとってみたくなる。 小林…

リンゴが教えてくれたこと 木村秋則 著

木村さんは歯がない。 リンゴの無肥料・無農薬栽培を始めて14年、やっとリンゴで飯が食えるようになった。 大量の農薬を使う、いままでの栽培方法をやめ、有機農法を学びながら試行錯誤をしながら、無農薬栽培を目指した、だが、その道のりは厳しく、どん底…

梅原猛の仏教の授業 法然・親鸞・一遍  梅原猛 著

梅原猛さんの取り上げるテーマは普通に考えると、とっても難しい難解な読み物になりそうに思うのだが、 読んでみると、面白くて、どんどんと気持ちが入っていって最後まで読み切ってしまう。 この本の導入部分は 法然上人の研究を始めた理由から始まる。 「…

どんなに弱くても自由に働ける  阪口ユウキ 著

パワートラベラー。 そんなライフスタイルがあるんだ。 世界を自由に飛び回りながら、世界中のどこでも仕事ができるライフスタイル。 そんな仕事をするために明確にすべき二つのことがある。 「どんな方法で資金を稼ぐか?」 「資金を稼げるようになったら、…

しょぼい起業で生きていく  えらいてんちょう 著

定年前になって、仕事ってなんなんだろう、 60歳を越えても、今の職場で働くしかないんだろうか?なんて考えることが多くなった。 えらいてんちょうは、いきなり、「つらいことをやる必要はない」と断言してしまう。 そんなこと言ってもな? 「生きているだ…